大空の自由化 2
他方では、まったく新顔のピープルズ・エクスプレス航空が、国内第5位に躍進するというようなことが起こりました。
このような大きな変化に対し、アンソニー・サンプソンは次のように述べています。
「・・・政府規制の撤廃は、たしかに航空会社の基本概念を変えていた。
パンナムやTWAのような巨大会社は、自社を1950年代から60年代にわたって、その旅客から特別の忠誠心を求めることのできる伝統のある企業とみてきた。
しかし、大部分の旅客が2つのもの運賃と利便にだけ注意を払っているにすぎないということが、間もなく政府規制撤廃からわかってきた。
急成長の航空会社がこれら2つの分野で競争してくるにつれて、古い会社は常連の旅客に無料サービスを提供して、ブランド忠誠心を人為的に取り戻そうと試みた・・・。」
しかし、
「こうしたサービスも相互の間で効き目がなくなってゆき、多忙な旅客が安くて便利なフライトを真っ先に選ぐ傾向を抑えることはできなかった。
このことは航空会社のプライドには、大きな打撃だった」。