女性管理職の栄光と悲惨 8
日本的経営の原理は大企業で厳と確立していますが、中小企業ではそれほどゴチゴチのルールにはなっていません。
もっと雇用や人事管理も弾力的であり、女性でもやる気と能力があれば仕事はまかされます。
しかも、たとえばスーパi業界、広告業界、あるいはファッション業界といった女性の活躍の目立つ分野は、今後の成長を見込める分野でしょう。
こういった分野で女性の管理者、経営者が増加することは大いに期待できます。
女性の管理職、経営者の原型は、船場の「御寮人はん」以来日本にも商家のおかみさんの長い伝統があります。
共同体の責任者となれば、女性はよきコーディネーターぶりを発揮するのです。
大企業の管理者は先にみたとおり蓼々たるものですが、国勢調査によれば、管理的職業に従事する女性は5・2%はいます。
おそらく、中小企業の分野に目を転じるならば、数多くの女性の経営者がいることと思われます。
たとえば、長年広告会社を経営してこられた女性をはじめ、何人かの女性の名がすぐ浮かびます。
もちろん、組織で働く以上に自分一人で事業を成功させるには苦労も多く、リスクも大きいでしょう。
しかし、その報酬もまた大きいのです。
どんどん、こういう女性のあとに続く女性経営者が輩出してほしいものです。
そして、その分野は大きな設備や装置を必要とする製造業よりも、サービス業や流通業のように人的能力の質がものをいう分野であると断言できます。