女性管理職の栄光と悲惨 4
また、この年齢層の女性の高等教育への進学率が少なかったことを反映して、管理職の女性も高卒の人が過半数を占めています。
いわゆるたたきあげといわれる人たちで、幹部候補生として新卒後はじめから採用され、養成された人の割合は少ないのです。
現在の大会社の女性課長は、翔んでいる女性という華やかなイメージと程遠い。企業の中へ入って長い間じっくりと1つの仕事に取り組み、専門的能力を身につけてきた女性というイメージが調査の中からうかんできます。
彼女たちは、企業という共同体の中に根をおろし、時間をかけてとけこんできた人たちです。
この感じは、管理職の女性の実に7割以上が未婚であるという事実からも傍証できます。
平均年齢48・0歳、40歳以上が7割という年齢構成とあわせて考えるならば、管理職の7割以上が未婚という事実は重いものです。
このデータからは、仕事か家庭かの二者択一を行なわねばならなかった状況がはっきりみてとれます。
結婚しなかったから、管理職になれた・・・。
管理職にまで到達するには、結婚はできなかった・・・。
どちらがより事実に近いかはわかりませんが、いずれにしても両立というのは極めて困難だということが読みとれます。
それほど、日本の大企業はその社員に滅私奉公を期待しているのです。
家庭のことなどなげうって働かなければ管理職にはなれないのだ、と思わせるに足るものがあります。