女性管理職の栄光と悲惨 2
マスコミなどで女性の管理者の誕生が大きくとりあげられるのも、この女性管理者の比率の低さと無関係ではありません。
これだけ比率が少ないからこそ、まだマスコミの話題になるのです。
よく男性がくやしげにいいます。
「男が部長になろうが、重役になろうが、まずマスコミはとりあげない。
ところが女が課長になれば、男が社長になった以上に周囲は騒ぐ。これこそ逆差別の一つではないか」と。
たしかにお説のとおりでしょうが、数字をみれば、男性が重役になるより女性が課長になるほうがずーっと難しく、したがって稀少価値をもつことがわかります。
内部で働く社員にとっては、ピラミッドの頂点に立つ社長は栄光に包まれた座でしょうが、マスコミなどの部外者の目には、いつも男性の社長が坐る席にまた別の男性がついたとて、珍しくもなんともないのは当然でしょう。
犬が人をかんだとてニュースにはなりませんが、人が犬をかめばニュースになります。
その意味で、女性の管理者の登用がマスコミで騒がれるということは、女性の政策決定への参加があまりにも少ないということを雄弁にものがたっているわけです。