ミュージカル・・・その5
ラ・マンチャの男
ラ・マンチャの男という、これだけの内容を、言わば三役を演じ分けながら表現するのだから、並の俳優では作品が成り立たないし、観る側が納得できない。
また、"狂気と理想主義"という特殊な題材を扱っているだけに、キャラクター的にも、例えば歌舞伎で言うところの仁に合う、合わないというようなものがあるように思う。
その意味では、日本にこのミュージカルが定着したのは、幸四郎という"ラ・マンチャ役者"がいてこそと言えるだろう。
何はともあれ、多くの面で稀有な作品である。